ボールの高さを出す打ち方や方法について

「ボールを高く上げる打ち方」について、基本から応用まで、分かりやすく解説します。
高い球を打つためのポイント一覧
項目 | 高い球を出すためのポイント | 低い球との違い |
ボール位置 | 左足寄り(ボール半個〜1個 左) | 低い球は中央〜右足寄り |
フェースの向き | フェースをやや開く(ロフトを生かす) | 低い球はスクエア〜閉じる |
体重配分 | ほぼ中央(やや左足寄りでもOK) | 低い球は左足体重強め |
手元の位置 | 体の中央付近(ロフトを殺さない) | 低い球はハンドファースト強め |
スイング軌道 | アッパーブロー気味(ヘッドが下から上) | 低い球はダウンブロー |
フィニッシュ | 高いフィニッシュ、大きく振り抜く | 低い球はコンパクト |
1. 【ステップ別】高い球を打つ方法
① セットアップ
- ボールは 左足かかと内側〜つま先寄り
- スタンスは肩幅〜やや広め(体の回転がしやすい)
- フェースは スクエア〜少し開く(目標より少し右向きでもOK)
- 手元は 左もも内側~体の真ん中 → ハンドファーストしすぎない
② スイング動作
- テイクバックは大きめ(肩をしっかり回す)
- ダウンスイングで 急いで打ちにいかない → クラブの重さを感じる
- 下から上へ振り抜く(レベルブロー〜軽いアッパー)
- フィニッシュは 高く大きく(左肩の上へシャフトが抜けるイメージ)
③ イメージ作り(球の高さをコントロールする感覚)
- 【高さMAX】:左足寄り・フェース開く・フィニッシュ高く長く
- 【普通の高さ】:左足寄り・フェーススクエア
- 【低め】:右足寄り・フェース閉じ気味・ハンドファースト
2. 【応用】高い球を出すコツ(+α)
✅ クラブ選択
- UTやロフトが立ったクラブ → フェース開き気味でロフトを活かす
- アイアンやウェッジ → もともとロフトがあるので、開きすぎない
✅ 傾斜地での工夫
- 【左足上がり】 → 勝手に上がるので開きすぎ注意
- 【つま先上がり】 → 捕まりやすい+高く出るので、オープンスタンスで対応
3.NG例(高さが出ない原因)
NG動作 | なぜダメか |
ハンドファースト強すぎ | ロフトが立ちすぎて弾道が低くなる |
上から打ち込みすぎ | スピンは増えるが高さが出ない |
振り抜きが小さい(フィニッシュが低い) | パワーが伝わらず高さが足りない |
4.【簡単な練習ドリル】ドバイバー編
💡 タオルドリル(アッパー軌道確認)
- ボールの 10cm先にタオル を置く
- タオルに当たらずにボールを打つ → 自然とアッパー軌道になる
注意:「タオルドリル(10cm先にタオル)」はアッパー軌道誘導の練習なので、クラブによって「有効/不向き」が異なります。
以下、クラブ別に解説します👇
①タオルドリル(10cm先タオル)適正一覧
クラブ | 有効性 | 理由 |
ドライバー | ◎ とても有効 | アッパーブローが基本、最適な練習法 |
フェアウェイウッド | ◯ 条件付き有効 | ティーアップ時は◎、地面から打つときは△〜× |
ユーティリティ | △ やや不向き | 基本はレベル〜軽いダウンブローが理想 |
アイアン | × 不向き | アイアンは基本ダウンブロー(スピンをかける) |
②【なぜアイアンには不向きか?】
- アイアンでアッパー軌道にすると → トップしやすい / ダフリやすい / スピンが入らない
- 正しくは → 「ボールの手前で最下点 → ボールに入ってからダウンブロー」
➡ アイアンでやるなら「ボールの10cm手前にタオルを置いて、そこに当てない練習」が正解です。
③ クラブ別おすすめドリルまとめ
クラブ | 正しいドリル |
ドライバー | ボールの10cm先にタオル(アッパーブロー確認) |
フェアウェイウッド(ティーアップ) | 同じく10cm先タオル |
フェアウェイウッド(地面から) | やや手前めにタオル(5〜7cm先) |
アイアン | ボール手前10cmにタオル(ダウンブロー練習) |
5.ユーティリティで高さが出ない主な原因と練習方法
ユーティリティで高さを出す方法について、
「打ち方・セットアップ・クラブ選択」の3方向からわかりやすく解説します
原因 | どうなる? |
ハンドファーストが強すぎる | ロフトが立ちすぎ → 低い球になる |
ボール位置が右寄りすぎ | 打ち込みすぎて弾道が低い |
フェースが閉じすぎ | 打ち出しが低い+左へ引っかかる |
振り抜きが小さい・フィニッシュが低い | パワー不足で高さが出ない |
①【UT基本】高さを出すためのセットアップ
項目 | ポイント |
ボール位置 | 左足かかと内側~左足寄り1個分(ティーショットはさらに左) |
スタンス | 肩幅〜やや広め(安定感+回転しやすい) |
体重配分 | やや左寄り(5.5 : 4.5)〜センター |
手元の位置 | 体の中央付近(ハンドファーストしすぎない) |
フェースの向き | 少し開き気味(スクエア〜ややオープン) |
②【UT打ち方】高さを出すためのスイングポイント
✅ 1. ダウンブローになりすぎない(レベル〜軽いアッパー)
- 無理に打ち込まない
- クラブのロフトを生かす意識(勝手に上がる感覚)
✅ 2. フィニッシュを高く、大きくとる
- 左肩の上までしっかり振り抜く
- クラブを最後まで走らせる(減速NG)
✅ 3. 手首を使いすぎず、体の回転で上げる
- リストターンで上げようとすると左右ブレ・トップが出やすい
- 体の回転でしっかりクラブを返す
③【UT+α】もっと高さが欲しい場合
方法 | 目的 |
ボール半個左に置く | 打ち出し角をさらにUP |
フェースを開く | ロフトを生かして高さUP |
ティーアップを高くする(ティーショット時) | 弾道UP+キャリー伸ばす |
軽めのグリッププレッシャー | 振り抜きスムーズ → 高さ出る |
④【UTシャフト・クラブ調整で高さを出す場合】
- 先調子シャフト(やや走るタイプ) → 高さ出やすい
- ヘッドの重心が深いモデル → 高弾道設計
- 例:ステルス2レスキューはヘッド重め → 捕まり&高さ出やすい
- 逆にPING TOUR 85系は粘る系 → やや低めの強い球質
⑤【UT簡単ドリル】高さを出す練習法 ユーティリティ―編
💡 ティーアップして高いフィニッシュドリル
- ティーを高めにする
- ボールを左足寄りにセット
- 「高く大きなフィニッシュ」を意識してフルスイング
→ 自然にアッパー軌道になり、高さが出る
⑥UT NGポイント(やりがちな失敗)
失敗 | 結果 |
打ち込みすぎ(ダウンブロー強すぎ) | スピン多すぎ・高さ出ず |
ハンドファースト過剰 | ロフトが立ちすぎ → 低弾道 |
フェースを閉じすぎ | 引っかけ+低弾道 |
フィニッシュが低い | パワー不足・球が上がらない |
6.傾斜ごとの特徴と高さを出すための注意点
傾斜の種類 | 特徴 | 高さを出すポイント | 注意点 |
---|---|---|---|
左足上がり | 球が勝手に上がる | ・フェースを開きすぎない ・短めに持つ | 捕まりすぎ→左ミスに注意 |
左足下がり | 球が上がりにくい | ・ボール位置をやや左寄り ・フォローを低く出さない | トップしやすい |
つま先上がり | 捕まりやすく高く出やすい | ・オープンスタンスでフェース開き気味 | 左への引っかけに注意 |
つま先下がり | 捕まりにくく高さも出にくい | ・ボール位置を少し左寄り ・フィニッシュ高く大きく | プッシュアウト・スライス注意 |
①それぞれ詳しく解説
✅ 【1】左足上がり(上がりすぎ注意)
- ロフトが寝る → 高さは自然に出る
- フェース開きすぎNG → 開かなくても十分上がる
- 短く持つ+コンパクトスイング → 左への引っかけ防止
- 振り抜きはしっかり(減速するとミス)
✅ 【2】左足下がり(最も難しい傾斜)
- ロフトが立つ → 球が上がりにくい
- ボールを少し左寄りに置く(右寄りすぎると打ち込むだけになってしまう)
- スイング軌道はできるだけ「レベル〜軽いアッパー」意識
- 振り抜きが小さくなるとトップミスになりやすい → フィニッシュは大きく高く
✅ 【3】つま先上がり(捕まりすぎ・高弾道)
- 自然に球が上がりやすいが、左に飛びやすい
- スタンスをオープンにする(目標より右を向く)
- フェースをやや開いて補正(ロフトを調整)
- 高さは出るが「方向性」に注意 → 左ミス多い人は特に注意
✅ 【4】つま先下がり(高さが出にくい)
- 捕まりにくい+高さも出づらい傾斜
- ボールをやや左寄り → 上げやすくする
- フェースをやや開いてロフト確保
- インサイドアウトに振るとプッシュスライスになりやすい → できるだけ真っすぐ振り抜く
- フィニッシュを高く、減速しない
②【まとめ】傾斜別 高さを出す打ち方のコツ早見表
傾斜 | 球の高さ出しやすさ | 打ち方の工夫 |
---|---|---|
左足上がり | 上がりすぎ注意 | 開きすぎNG、短く持ちコンパクト |
左足下がり | 上がりにくい | 左寄りセット、フィニッシュ高く |
つま先上がり | 上がりやすい | オープンスタンス+フェース開く |
つま先下がり | 出にくい | 左寄りセット+フィニッシュ高く |
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