小雨・強風実践対策 インドアゴルフ練習上達(スコアー85~95対象):千葉市のインドアゴルフで上タウ使用
「小雨」「濡れた芝」「強風(おそらくアゲインスト含む)」というラウンドでスコアを崩しやすい悪条件が揃っていました。各ショットの結果も天候・地面状況・弾道特性が大きく影響しています。それぞれの場面を分けて整理し、原因分析と対策案をお伝えします

今回は、花王カントリークラブラウンドした結果からのレポートです)
① 小雨・アプローチで届かない( 50ヤード感覚で 30ヤードキャリー )
② 小雨・強風 ミドルアイアンで 極端な飛距離不足
③ ドバイバーが飛ばない(打ち下ろし)
🟡 1. アプローチショット(50ヤードのつもりが30ヤードキャリー)
(小雨・アプローチで届かない( 50ヤード感覚で 30ヤードキャリー ))
📌 状況
- 芝:濡れている(雨でゆるい)
- 結果:手前のバンカーに、2回連続で入る
(ホールは、別)
✅ 想定される原因
- クラブヘッドが滑らず、芝に食われた( スイングスピード減少)
- フェースの滑りが悪くなりスピン過多→キャリーが出ない
- 軽く打ちに行ってインパクトが緩んだ
🛠 対策
- フェースをやや開いてリーディングエッジを浮かす
→ 芝に刺さらないようにする - キャリーが出づらい芝質と割り切り、「強めの打ち込み」を意識
- ソール幅が広いウェッジを選択(ローバウンスだと刺さりやすい)
- ティーアップ練習で「芯で打つ感覚」の確認も有効
🟡 2. 8アイアン(140yキャリー → 打ち上げで110yしか飛ばず)
( 小雨・強風・ダフリで ミドルアイアンで 極端な飛距離不足の対策 )
📌 状況
- 打ち上げホール
- 風が強く、上空の風が球を押し戻した可能性大
- ダフリ と 水滴 で 距離が落ちた可能性も大
✅ 想定される原因
- 強いアゲインスト風+打ち上げで高弾道すぎる
- トップ気味で打ち出し角が低くなった可能性もあり
- 湿った芝でヘッドスピードが落ちていた?
- 振り切らなかった!?
🛠 対策
- 打ち上げ時は番手を1つ上げてコンパクトにスイング
- 強風時は「風を抜ける低めの弾道」意識
→ スリークォーターのスイングでライン出し - 練習場で10y刻みの高さを打ち分ける練習をする
🟡 3. ドライバー(打ち下ろし:200yギリギリのキャリー)
📌 状況
- 打ち下ろしなのに飛ばず
- 通常飛距離は190y前後とのこと
✅ 想定される原因
- 打ち上げ角が不足してキャリーが伸びない
- 低スピン・低弾道ドロー傾向
- 濡れたフェースやボールで摩擦減少 → ボールが滑る
🛠 対策
- ロフトを少し上げる or ティーを少し高くしてアッパーに当てる
( 打ち上げ角度 14度になっているかチェク) - 雨用には滑りにくいグローブ・雨対策グリップを使用
(こちらは万全 問題無し) - 打ち下ろしでも風の影響を受けやすいので風読み重視
(打ち上げ角度 14度になっているかチェク )
✅ 小雨・強風対策 全体的なまとめ
状況 | 想定原因 | 対策案 |
小雨・湿った芝 (アプローチ) | 芝に食われる、滑り悪い | フェース開き・しっかり打つ・バウンス活用 |
強風 (ミドルアイアン) | 球が戻される・浮かない | 番手上げ・低いスイング軌道・抑えた弾道 |
打ち下ろしドライバー | 打ち出し角不足 | ティーアップ調整・打ち出し角確認 |
小雨強風対策具体的な方法
今回のような小雨・濡れた芝・風・打ち上げ打ち下ろしといった「実戦でスコアを崩しやすいシチュエーション」をインドア環境で再現・練習する方法をテーマ別に紹介
🌧① 濡れた芝・柔らかい地面(ヘッドが刺さる・芝に食われる感覚)
想定される状況
・50ヤードのアプローチでキャリー不足
・芝にクラブが突き刺さる or ヘッドが抜けずスピン過多
・上から打ち込みすぎ
・だふり で スイングスピードが落ちた
⛳インドア再現方法
- フェアウェイマットの下にスポンジやラバーマットを敷いて“ゆるい地面感”を再現
- やわらかい人工芝 or 古くて摩耗したマットを使用
🔁練習メニュー例(1セット約10〜15球)
- SW or AWで30〜50yをノーバンスで芯に当てる練習
- フェースを少し開いてリーディングエッジを浮かせる構え → ダフリ防止
- ティーアップで芯当て確認→その後すぐ芝マットで再現(段階的)
💨② 強風(アゲインスト・横風)
想定される状況
・高く上がって風に戻されて距離が出ない
・風に流されて方向が狂う
⛳インドア再現方法
- 弾道測定器(JoyGolf Smart+など)で高さとスピン量の調整練習
- スリークォーターで風を抑える弾道練習
🔁練習メニュー例(1セット10球)
- 番手を1つ上げてスリークォーターで**「低く打ち出すライン出し」**
- スピン量を意図的に減らすスイング(ハンドファースト・抑えたリリース)
- 左右風対策:クラブを短く持ってターゲット右や左を狙ってのラインコントロール
⛰③ 打ち上げ・打ち下ろしショット
想定される状況
・打ち上げでキャリー不足
・打ち下ろしで高さが出ず転がり頼りになるが風に負ける
⛳インドア再現方法
- 傾斜マットを活用(つま先上がり・下がり)
- JoyGolf等で打ち出し角の確認 → 高さを意識した練習
🔁練習メニュー例
- 【打ち上げ想定】:
- 番手上げ(例:PWの距離を9Iで)
- 高弾道ショットの再現練習(少しフェースを開く or ティーアップ) - 【打ち下ろし想定】:
- 番手そのままでも高弾道・キャリー狙いに集中
- ライン出しの練習:目標に向けてインテンショナルに打ち出し角調整
🧠補足:感覚を養うポイント
- 同じ番手で 「低弾道・中弾道・高弾道」 を10球ずつ打ち分ける
- キャリーが5〜10ヤードずれる距離感をデータで感覚化する
- ティーアップ練習 → 実マット打ちへ段階的に移行する練習構成
📋小雨・強風ラウンド対策まとめメニュー(週間プラン)
曜日 | テーマ | 練習内容 |
月 | 30〜60yのキャリー練習 | ティーアップ → マットで芝に刺さらず打つ |
火 | 強風対策(ライン出し) | 低弾道・スピン抑制ショット |
水 | 打ち上げ・打ち下ろし対策 | 番手調整+打ち出し角トレーニング |
木 | キャリーとスピン量の打ち分け | 10yごとに高さとスピン変化を意識 |
金 | 傾斜対応力強化 | 傾斜マットを活用したアプローチ練習 |
土 | 実戦想定ラウンド形式 | 距離・風・ライを仮定した想定練習 |
日 | フリー練習 & 弱点分析 | 前週の結果を見直し、課題特化練習 |
実際の練習案
「毎回必ず行うルーティン練習」+「日替わりでテーマ対策」という2軸で、実戦力アップのためのインドア練習メニューを構成します。
🔁【共通:ルーティン練習】(所要時間 約15~20分)
この部分は毎回同じ手順で体と感覚を整えるための“軸”です。
順番 | 内容 | 目的 |
① 素振り(ゆっくり→実スピード)×各3回 | 重心・テンポ・リズム確認 | |
② ティーアップ → 芯に当てる練習(SW or 9I)×10球 | 芯の感覚/リズム・タイミング調整 | |
③ 30y・50yのキャリーコントロール(SW or AW) | 再現性を高める | |
④ 7I or 8Iでライン出し(方向性重視)×10球 | インパクト集中/アライメント確認 |
🗓【テーマ別:日替わり対策メニュー】 30分前後~
以下のテーマは、天候・コース条件への実戦対応力強化を目的に設定しています。
曜日 | テーマ | 内容(+練習の狙い) |
月曜 | 湿った芝・ゆるいライ対応 | ・バウンス使って抜ける打ち方 ・ソール滑らせるイメージ ・フェース開き+芯打ち練習 |
火曜 | アゲインスト風対応 | ・スリークォーター×ライン出し ・番手を上げて低い打ち出し ・スピン抑制スイング |
水曜 | 打ち上げ対策 | ・キャリー最大化+高さ意識 ・ティーアップで高打ち出し練習 ・アッパー軌道練習(フェアウェイウッドでも可) |
木曜 | 打ち下ろし対策 | ・弾道高さキープ×方向性重視 ・スピン減少しすぎないよう意識 ・低~中弾道でのキャリー距離確保 |
金曜 | 傾斜ライ対応 | ・傾斜マット活用(つま先上がり/下がり/左足上がりなど) ・打ち出し方向と球筋の変化確認 |
土曜 | 距離感の打ち分け | ・30/50/70yキャリーをSW/AWで調整 ・1クラブで10y刻みを再現 ・距離×高さ×スピンの感覚養成 |
日曜 | ラウンド形式練習 | ・仮想ホール設定で番手選択&状況判断 ・クラブ持ち替え/構え直しでプレショットルーティン確認 |
※毎日来られれないときは、月 火 水 木 金 土 日 を 1日目 2日目・・・としても良い
✍補足:各テーマにおける「確認項目」チェックリスト(例)
- アドレス前にライ・風・高さをイメージしたか?
- テークバックの始動がゆっくりだったか?
- アップライト or フラット軌道の意図通りに振れたか?
- 体重配分は正しかったか?
- 球筋(高さ・スピン・方向)は意図に近かったか?
📌こんな工夫もおすすめ
- 練習後、 **3球だけ「ベストショット狙い」** で集中して打つ
- スコアノートに感覚メモ:「今日の打てた球質/打てなかった要因」
- 【飛田先生のレッスン内容】と連動して、テープなどを使った矯正チェック練習もルーティンに組み込む